TOPsolid v6.12J SP3 

公開日 2012年12月6日

 

TOPsolid v6.12J SP3 (v6.12.256) の主な変更内容は次の通りです。

1. TOPsolid

 ・ 強化された機能

37634 Autocadコンバータのインポートにかかる時間が短縮するよう機能強化
41472 TOPviewで以下のコンバータが使用できるよう機能強化
・ACIS(Spatial)
・IGES(Spatial)
・STEP(Spatial)
42909 TOPsolidの文字高さの仕様を、AutoCADの文字高さの仕様に合わせてエクスポートできるよう機能強化

top.cfgに、事前に以下のキーワードを追記します。
ZX_AUTOCADOUT_AUTOCAD_FONT_HEIGHT   1
このキーワードを追記してエクスポートすることで、例えば、TOPsolidで表題欄に収まるように配置したテキストが、Autocadでははみ出してしまうといったようなことがなくなります。
43226 IGESコンバータを使用してデータをインポートした際に、不正や無効になったサーフェスもレイヤを移動せずに、維持してインポートできるよう機能強化

以下のようにtop.cfgに設定します。
ZX_IGESIN_LEVEL_NUMBER_BAD_PARAL_SURF   -1
ZX_IGESIN_LEVEL_NUMBER_BAD_PARAL_RESTRICTION_SURF   -1
ZX_IGESIN_LEVEL_NUMBER_BAD_RESTRICTION_SURF   -1
ZX_IGESIN_LEVEL_NUMBER_FIRST_SOLID_SET_SURF   -1

 ・ 改修された不具合

42135 特定のDXFをインポートする際、Autocadコンバータを使うと要素が何も取り込まれない
42203 破断ビューを含むデータをAutocadコンバータでエクスポートして、TOPsolidや他のCADでインポートすると、破断ビューのみ表示されない
43208 TOPsolidでモデリングした形状をTOPdraftに主投影し、[寸法]-[モデル寸法の投影]で寸法を付けAutocadコンバータでDXFに変換すると、寸法線が変換されない
42753 「累進寸法-直角」タイプの複合寸法があるdftファイルをAutocadコンバータでエクスポートし、再度インポートすると、複合寸法の位置がずれて表示される
42899 TOPdraftで配列コピーした要素をAutocadコンバータでDXFに出力すると、配列要素が保存されない
42991 [モールド]-[部品記号配置]で配置した要素が、Autocadコンバータで出力すると欠落してしまう
42945 [ツール]-[回転投影部材の管理]で回転投影の定義した形状を、TOPdraftにおいて、[ビュー]-[部材の回転投影図]で投影すると、要素の軸の線だけ回転された状態で投影され、要素の線は元の位置のまま投影される
42260 [ツール]-[寸法]-<自動寸法>を使用すると、既にドライブ寸法が配置されている箇所にも新たにドライブ寸法が作成される
42957 ビューをドライブ解除すると、そのビューに配置した複合寸法の数値が変更されてしまう

2. TOPmold 

 ・ 改修された不具合

42099 [モールド]-[成形品・パーティング]-[成形品修正]で成形品を置き換え、外側パーティング面、内側パーティング面の順に作成して、<入れ子を再作成>を選択するとエラーが発生する
42164 [モールド]-[入れ子・スライド]-[分割コア]で[方向:]でフェイスを選択し終了ポイントを任意のポイント、または<フェイス指定>で選択すると「コマンドが実行できませんでした」とエラーが出て作成できない
42444 溝付ガイドレールのGR5SC10-12.5-60など、ガイドレールのボルトの配置位置がずれている
41664 ゲートの「カーブド・トンネルゲート」で、「Gl1」、「Gl2」のパラメータが利用できない 
41614 [モールド部品]-[ねじ・小物部品]-[スクリュープラグ / 位置決めボルト]や[モールド部品]-[ねじ・小物部品]-[スクリュープラグ ロングタイプ]で<モールド部品>オプションを使用してプラグを配置すると、正常にプロセスが実行されない 
42506 ピンポイントゲートブシュ 3A形状の角度パラメータSの単位がmmになっている 
42644

エジェクタピンを配置する際に、成形品モードで要素が存在するとスナップを利用することができない

 
42704

プラーボルトおねじを配置して、コマンド内で配列コピーすると、プレートが不正となり、先に進めるとアプリケーションエラーが発生する

 
44018

Mold属性を追加したTOPsolidの要素を配置しているファイルに[ファイル]-[配置]を実行すると、セット内に部品名がコピーされる 

 
42358

部品表プロパティの計測欄で、「最小マージンボックス」にチェックがついていると、オフセットや和で履歴を追加してもそのサイズの変更が反映されない 

 
42417

[モールド]-[固定/可動組立平面図]でTOPdraftに投影したとき、表題欄に[部品表プロパティ]で設定した内容が反映されない

 

3. TOPelectrode 

 ・ 改修された不具合

42035 [編集]-[コピー]で電極形状をコピーするとアプリケーションエラーが発生する場合がある

4. TOPprogress

  ・ 改修された不具合

43348 規格部品「ブシュ式ストリッパボルト SBJH」のカタログコードが表示されない
38236 ストリッパボルトのストロークの逃がし穴のプロセスが2枚のプレートに渡ると、1枚のプレートにしか穴が開かない

5. TOPcam

 ・ 強化された機能

44112 NC Viewerをv4.60からv4.71にバージョンアップしました。主な機能強化項目は以下の通りです。
使用方法の詳細は「NC Viewerオンラインヘルプ」を参照してください。

「機能強化」
・表示フィルタの各項目をマウスで選択する事により、関連パスをハイライト描画する機能に対応
・表示フィルタの工具番号、径補正番号をダブルクリックする事で、各編集ダイアログを開く機能に対応
NC Viewerで、NCが自己干渉する場合にアラームを出す機能に対応

 ・ 改修された不具合

38732 [2軸]-[ポケット]-[ポケット仕上げ]と[穴]-[穴輪郭]のパスがあると、NCプログラムに穴輪郭の径補正が出ない
40360 [穴]-[シンプルガンドリル]でツールパスを作成したとき、リトラクト平面高さから切削送りが開始される
42972 プロセスで「ヘリカルねじ」の「基本/動作設定」-「ピッチ」の初期値が正常に動作しない
39499 [工程]-[ポイントの挿入]-[ポイントの挿入]で「Y軸→C軸変換」を実行したツールパスのシミュレーション動作が正しくない
39828 加工プロセスで輪郭のアプローチポイント、リトラクトポイントを指定すると[下穴-センタ][下穴-ドリル]が指定したアプローチポイントとは異なる場所に作成されます
39839 [穴]-[穴輪郭]で自動で認識される加工開始Zの値が異なる。
41579 [2軸]-[ポケット]-[ポケット仕上げ]で「工具交換位置」が出ない
42066 [2軸]-[輪郭]-[輪郭]で特定のポイントをアプローチ/リトラクトポイントに設定した場合、アプローチ後に逆方向に工具が移動し、製品に干渉する。
42067 工程リストの[切削順序のソート]で開始ポイントを「マニュアル設定」にすると、シミュレーションとNCが一致しない。
42726 [穴]-[ドリル]のコマンドで、ポイントやプロファイルを選択してパスを作成する際に、<加工深さ>で<製品形状まで>や<加工材最終まで>を選択すると、有効刃長や加工深さの値が「1000001000」という値になる。
42745 [下穴-センタ]の工程の「加工開始Z」の設定が正常に動作していません。
42777 [ミーリング]-[穴フィーチャ解析]で、「フェイスリスト」ダイアログの表示が、インデックス番号順に表示されていない場合、任意の工程を選択して<プロセスの設定>で<OK>を押下すると、表示順が不要にソートされる。
42818 R部に輪郭の工程を作成する際に切削回数を複数に設定し、座標の出力方法をコレクト、アプローチ/リトラクト方法を<円弧>で作成すると干渉するNCが作成される
42870 [穴]-[ドリル]などの工程で、「ジオメトリ設定」タブのジオメトリを全て削除すると、アプリケーションエラーが発生する。
42916 3軸]-[面沿い]の[動作設定]タブの「回避高さ」の設定で、「回避高さ」の「絶対値」に入力した値が、工程の加工開始Zと、Z最終位置に反映される。また、「最適化」の「相対値」に入力した値がアプローチとリトラクトの回避高さに反映される。
42926 [3軸]-[最適化]を実行してDraft版加工指示書を作成すると、元のパスの情報が加工指示書に出力されない
42962 作成されている5軸面沿いのツールパスの進行方向を変更するとアプリエラーが発生する。
42990 [ミーリング]-[トポロジック]で任意のツールパスを作成し、アンドゥorキャンセルを行うとアプリケーションエラーが発生する。
43048 [構成部品の設定]ダイアログボックスで、スピンドルにチェックが入っている要素が複数ある機械データで、工具テンプレートに工具を登録せずに、ツールパスを作成すると、工具補正情報が重複して設定される
43052 TOPcamのファイルを開くと「拡張されたプログラムがないため欠落要素があります」(data of absent extension is lost)とエラーメッセージが表示される
43055 切削範囲にプロセスで実行した輪郭で、アプローチポイントを制御できない
43188 等高線仕上げの[切削範囲]タブで<自動トリム用サーフェスの追加>を使用しているが、一部のフェイスでツールパスが作成されない
43191 ドリルとタップフィーチャーを含むTOPprogressの規格部品を表側から配置し、プレートに作成されたドリル部に対して、プレート裏側から[穴フィーチャ解析]で[穴面取り]を実行すると、ドリル部ではなく、タップ部にツールパスが作成される
43194 ドリルとタップフィーチャーを含むTOPmoldの規格部品を表側から配置し、プレートに作成されたドリル部に対して、プレート裏側から[穴フィーチャ解析]で[穴面取り]を実行すると、ドリル部ではなく、タップ部にツールパスが作成される
43195 ドリルとタップフィーチャーを含むTOPsolidの規格部品をTOPprogressドキュメント上で、プレート表側から配置し、プレートに作成されたドリル部に対して、プレート裏側から[穴フィーチャ解析]で[穴面取り]を実行すると、ドリル部ではなく、タップ部にツールパスが作成される
43335 [3軸]-[荒取り]の工程と[2軸]工程の順序を入れ替えると加工材のアップデートが更新されず、パスが更新されない。
43336 [ポケット]、[オープンポケット]などのコマンドの[基本設定]タブの「輪郭加工」にチェックをいれ、<動作設定>の「座標の出力方式>」を<オリジナル>にしても、ツールパスに円弧が挿入される
43353 draft加工指示書の「テーブル」で「工具:全て」にした場合、未使用工具の情報が表示されない。
43379 門型などの複数のヘッドを持つ機械で[D干渉チェック]を実行すると、スピンドルと製品形状および加工材との干渉が検出できない。
43486 [ツール]-[テキスト]で作成した半角英数字の「O」「0」「m」「n」「r」を、[曲線]-[曲線管理]-[テキストの変換]で曲線に変換後、[3D輪郭]でパスを作成すると不正なツールパスが作成される
43585 <切削順序のソート>を使用して切削順序を変更しても、アプローチ時の座標値が追従しない。
43589 <平面対称>または、<2平面対称>を選択してリンクコピーした[輪郭]のツールパスに<切削順序のソート>を実行すると、G41がG42に変更されて出力される
43617 ヘッドがC軸で回転する機械を使用して、連続した[マニュアル面削り]に別々の角度を「回転軸設定]で設定したツールパスに演算実行を行うと、すべて同じC軸角度に変更されてしまう

6. TOPwire

 ・ 強化された機能

43941 NC Viewerをv4.71にバージョンアップ
詳細は「NC Viewerオンラインヘルプ」の「バージョンアップ履歴」を参照してください。
43425 NC Viewerで、NCが自己干渉する場合にアラームを出す機能に対応

 ・ 改修された不具合

37819 [ワイヤ]-[1プロファイル]で製品形状の底面側エッジを指定してワイヤパスを作成した場合に「テーパ角度」を入力するとエラーが表示されワイヤパスが作成できない
39930 [セット]-[1プロファイル]、[セット]-[サーフェス]で、「ポイントを結線位置として使用」を<する>としてワイヤパスを作成すると、[ツール]-[オプション]-[TOPwire]-[加工条件]の「スタート角度(真円)」で設定したアプローチの角度を無視したワイヤパスが作成される場合がある
41200 プロファイルを作成し、[1プロファイル]の「テーパ角度」に角度を入力してもワイパスが作成されない場合がある
42781 機械設定で、<切り落し工程の電気条件>が有効な場合に、作成したワイヤパスを、[ワイヤ]-[電気条件の変更]で変更すると、電気条件を変更するワイヤパスが削除される
42996 [ツール]-[オプション]-[TOPwire]-[加工条件]の「スタート角度(真円)」で設定したアプローチの角度を無視したワイヤパスが作成される場合がある
43103 [サーフェス]のワイヤパスと共に作成される「ワイヤ加工プロファイル」が設計変更に追従しない
43149 「コアレス加工の最適化」を「しない」に設定してコアレスのワイヤパスを作成すると、「助走距離(アプローチ側)」の設定がワイヤパスに反映されない。この為、助走条件の出力に対応したポストでは、NCに「送り速度」や、「加工条件」が不正なブロックや値で出力される
43162 ワイヤパス作成時に「クリアランス」に任意の数値を設定すると、不正なNCが出力される
43241 平行掃引サーフェスの要素があると、ワイヤパスが不正になる場合がある
43261 ワイヤパスと関係の無いワーク座標原点(0,0,0)を「切り残し量」で指定し、[1プロファイル]でワイヤパスを作成後、他のコマンドを選択するとアプリケーションエラーが発生する
43647 事前に[ジオメトリ]-[結線ポイント]-[作成]で結線ポイントを定義して、サーフェスモデルへ<製品形状の方向反転>で製品の方向を指定して[サーフェス]のワイヤパスを作成したが、定義した結線ポイントを無視して、結線、断線位置が製品内に入り込むワイパスが作成される
41550 TOPsolidでドリル穴に加工精度を定義して作成したスレーブパートをTOPwireに配置した場合、TOPwireの[ワイヤ]-[ワイヤフィーチャ解析]で加工精度を認識できない
42778 [ワイヤ]-[ワイヤフィーチャ解析]で、「フェイスリスト」ダイアログの表示が、インデックス番号順に表示されていない場合、任意の工程を選択して<プロセスの設定>でを押下すると、表示順が不要にソートされる
42782 [ワイヤフィーチャ解析]で、電気条件を手動選択してワイヤパスを作成した場合、設定値を変更して<再計算>を選択すると、加工部位毎に電気条件の問い合わせが出力されるが、加工部位がハイライトしない
43274 [ワイヤフィーチャ解析]で、電気条件を手動選択してワイヤパスを作成した場合、設定値を変更して<再計算>を選択すると、加工部位毎に電気条件の問い合わせが出力されるが、加工部位がハイライトしない
43235 正常なNCであるにも関わらず、NC Viewerで「径補正計算でパスが自己干渉しました。」と誤認識される
39557 作成したワイヤパスの「切り落し」の条件を変更した際に、「工程リスト」、<加工条件>タブに「切り落し」が反映されない場合がある
42836 3箇所以上にダイの複数回カットのワイヤパスを作成し、最後の箇所がコアレスを含む複数回カットの場合、「加工順番のソート条件」から「1st-1st...,2nd-3rd,2nd-3rd...,cut-cut」を選択して、[工程リスト]の<加工順番のソート>を実行すると、1箇所目、2箇所目の切り落し工程の後に、コアレスの2nd、3rdがソートされる
42837 3箇所以上にダイの複数回カットのワイヤパスを作成し、ワイヤパスの作成順序が2番目になる箇所がコアレスを含む複数回カットの場合、「加工順番のソート条件」から「1st-1st...,2nd-3rd,2nd-3rd...,cut-cut」を選択して、[工程リスト]の<加工順番のソート>を実行すると、1箇所目、3箇所目の切り落し工程の間に、コアレスの2ndがソートされる
42997 カットダイのテーパー部に「荒取り」と「切り落し」、ストレート部に「2nd」と「3rd」のワイヤパスを作成し、<加工順番のソート>で「1st-1st..,2nd-3rd,2nd-3rd..,cut-cut..」を指定したが、不正なソート結果になる
39973 製品形状の凹部のエッジを指定して[コーナー条件]を作成し、再計算すると、メッセージ領域に「不正なコーナー条件です. 」というエラーメッセージが表示される
42859 TOPcamから製品形状と加工材を配置した結果、加工材の円弧部分に自動で結線ポイントが作成される
43205 TOPcamで貫通する穴加工を行い、加工材がアップデートされたドキュメントについて、[加工準備]-[クランプ]-[配置位置]、<再配置>の手順でTOPwireドキュメントに加工材と製品形状を配置したが、結線位置が自動認識されない
43161 ドキュメント保存時に「この要素は削除および変更することはできません。」、「ファイルインデックスが無効です。」というエラーメッセージが表示される